予兆その2

やたら大声を出したり、激昂したり、泣きながら訴えたり、悪霊に取り憑かれたのではないかのような行動がつづく。

自分で振り返って覚えているけど何かに突き動かされているような感じがしていた。従姉妹を手下にすると言ってストアに乗り込みコメを店外に持ち出そうとしたり、幹部社員のおでこにおめーがいとこ雇うとんかいうて「お返し」っていうはんこ押し付けたりしてわらってみたり包装用のテープで両の拳をぐるぐる巻きにして「この拳には具志堅用高が宿っとんじゃ」とか分けのわからんことを連発して叔父と親父に店外に連れ出されそうになってもかえってきてストアの連中に警察呼ばれてその警察に連れられて行ったのがあの悪名高きK病院だった。